基礎栄養学 4

1 糖質の摂取量は,総エネルギーの40~50%が望ましい.
2 糖質の摂取量が多いほど,ビタミンB1の必要量は増大する.
3 糖質の摂取量が少ないと,たんぱく質がエネルギーとして利用される.
4 マルトースとセルロースの基本構成単糖は,どちらもグルコースである.
5 アミロペクチンには,アミロースよりも,α-1,6-グルコシド結合によって多数の分岐がある.
6 DNA合成に必要なデオキシリボースは,グルコースから合成できる.
7 ペントースリン酸回路は,脂質合成のためのNADPHを供給する.
8 解糖は,ミトコンドリア内膜で行われる.
9 腎臓は,糖新生を行わない.
10 コリ回路では,アラニンからグルコースが産生される.
11 インスリンは,組織の細胞にグルコースを取り込ませることで血糖値を下げる.
12 空腹時には,インスリンの作用によって骨格筋へのグルコースの取り込みが増大する.
13 インスリンは,肝細胞のグルコース輸送体(GLUT2)に作用する.
14 アドレナリンは,インスリンの分泌を抑制し,グルカゴンの分泌を促進する.
15 脂肪酸や中性脂肪は,グルコースから生合成できる.
16 肝臓は,空腹時に脂肪酸からグルコースを産生している.
17 筋肉グリコーゲンは,脳のエネルギー源として利用される.
18 筋肉由来のアミノ酸からグルコースを得る糖新生の流れをグルコース-アラニン回路という.
19 乳酸は,筋肉中で糖新生に利用される.
20 中性脂肪を分解して得られたグリセロールは,糖新生に利用できる.
21 食物繊維は,ヒトの消化酵素で消化されないため,摂取しても全て糞便中に排泄される.
22 糖アルコールは甘味料であり,血糖値やインスリンの分泌を直接刺激する.
23 食物繊維の摂取は,大腸内容物のpHを低下させる.
24 有用菌の増殖促進効果のあるオリゴ糖は,プレバイオティクスである.
25 日本人の食物繊維摂取量は平均15 g程度であり,半世紀前より減少した.