調理学5 [6]

1 乱切りにすると,形が不均一になり煮くずれしにくい.
2 生野菜は脱水を防ぐため,供食直前に調味料と和える.
3 れんこんは切ったまま放置すると褐変するので,酢水に浸漬する.
4 切った野菜を水につけると,浸透圧の作用で水が細胞内に吸収されパリッとする.
5 煮くずれしやすい食品は,繊維と直角に均一な形に切る.
6 繊維の方向にそって平行に切ると,歯ざわりが賞味できる.
7 ふろふき大根のかくし包丁は,調味料を平均に浸透させる.
8 ブロッコリーなど緑の野菜を冷凍する場合には,ブランチングしてから行うとよい.
9 緩慢凍結は,解凍後に風味の変化がない.
10 調理済み食品は,完全に解凍してから使用する.
11 調味料が食品内を移動する速さは,温度が低いほど大きい.
12 落しぶたは食品の温度むらをなくすのに有効であるが,味付けを均一にする効果はない.
13 だいこんを加熱すると細胞膜の半透性が失われ,調味料はしみ込みやすくなる.
14 水分の多い食品の方が,少ない食品に比べて調味料の浸透が早い.
15 煮豆に大量の砂糖を一度に加えて加熱すると,浸漬液の濃度が高くなって脱水を防ぐ.
16 加熱調理では,調味料は浸透圧現象により食品に浸入する.
17 調味料の食品内部における移動は加熱終了後も続く.
18 食品内部への調味料の浸入は分子量が小さいほど遅い.
19 伝導熱は,ゆでる,煮る,揚げる,蒸す調理で利用されている.
20 対流熱は、焼く,炒め調理で利用されている.
21 直接焼きにおける熱源から食品への加熱は,対流である.
22 ゆで加熱における水から食品への伝熱は,伝導伝熱である.
23 煮る加熱における食品表面から内部への伝熱は,伝導伝熱である.
24 電子レンジ加熱では,水分子の摩擦により熱が発生し,全体に熱が伝導する.
25 蒸し加熱では,水蒸気が対流して食品表面に熱が伝わる.
26 蒸し加熱では,水蒸気の凝縮熱を利用して食品を加熱する.
27 ほうれん草を色よく仕上げる ― 水から加熱開始
28 うどの褐変を防ぐために,重曹を加える.
29 たけのこのアクを除くために,食酢を加える.
30 くりの煮崩れ防止のために,食塩を加える.
31 圧力鍋を用いると,内部の加熱温度は110℃になる.
32 オーブン内の伝熱方式は,熱した空気の対流,庫壁の放射熱,天板の伝導熱の3種による.
33 から揚げとは,食品に何もつけずに揚げる手法をいう.
34 揚げ物では,食品中の水分が蒸発し代わりに油が吸収される.
35 電磁誘電加熱において鍋底に発生する渦電流は,磁場発生コイルによる.
36 電子レンジは温度上昇速度が遅く,あまり食品の酵素が失活しない.
37 電磁調理器による調理では,食品内部から熱が発生する.
38 電子レンジで加熱したとき,塩分を含む食品は表面が高温になりやすい.
39 アルミニウムは軽くて熱伝導が良く,酸,アルカリ,塩に強い.
40 鍋の材質を熱伝導の大きい順に並べたものである. 鉄 > アルミニウム >銅  > ステンレス
41 耐熱性ガラス鍋は,熱伝導率が高い.
42 強制対流方式のオーブンは,放射伝熱のみによって加熱される.
43 かつお節の煮だし汁を取るときは,魚の生臭さを逃がすため鍋のふたはしないで加熱する.
44 かつお節の二番だしは,おもにすまし汁に使用する.