食品学 II 2 [2]

1 すべての食品はたんぱく質,脂質,炭水化物の量にAtwaterの係数を乗じてエネルギーが算出される.
2 きのこ類や藻類のエネルギー値は暫定値として算出されている.
3 一般成分とは,たんぱく質,脂質,炭水化物,ビタミンおよび灰分である.
4 水分測定の加熱乾燥法はすべての食品において105℃で処理される.
5 たんぱく質測定の際の全窒素の測定には改良ケルダール法が用いられることが多い.
6 脂質の測定にはソックスレー抽出法のほか酸分解法やクロロホルム-メタノール抽出法などが用いられる.
7 炭水化物の測定には差引き法のほかアンスロン-硫酸法が用いられる.
8 食物繊維の定量はプロフスキー変法による.
9 ヨウ素,セレン,クロム,モリブテンは原子吸光法により測定される.
10 β-カロテン当量はα-カロテンとβ-カロテンのみから算出される.
11 レチノール活性当量は,レチノールとβ-カロテンから算出される.
12 ビタミンDは,ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)がそれぞれ記載されている.
13 ビタミンEはα-,β-,γ-,δ-トコフェロールがそれぞれ記載されている.
14 ビタミンKは,ビタミンK1とビタミンK2の総量が記載されている.
15 ビタミンCは還元型と酸化型の合計値が記載されている.
16 食塩相当量はナトリウム量に換算係数6.25を乗じて求められる.
17 食品成分表2015(七訂)の収載食品数は食品成分表2010と同じである.