応用栄養学 第2版[4]

1 黄体期では,エストロゲンにより子宮内膜が増殖・肥厚する.
2 非妊娠時に低体重(やせ)であった妊婦の推奨体重増加量は,7~8 kgである.
3 非妊娠時のやせは,低出生体重児の出産リスクが高い.
4 妊娠期は,基礎代謝量が減少する.
5 妊娠期は,血中脂質濃度は低下する.
6 正常妊娠では,血漿フィブリノーゲン値は上昇する.
7 非妊娠時に比べて,インスリン抵抗性は低下する.
8 妊娠期には,循環血液量が減少する.
9 血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)濃度は,妊娠初期よりも後期に上昇する.
10 妊娠初期のビタミンKの不足は,胎児奇形を起こす危険性がある.
11 妊婦および妊娠の可能性がある女性には,葉酸の積極的な摂取が勧められる.
12 妊娠悪阻で起こるウェルニッケ脳症は,ビタミンB6欠乏による.
13 妊娠高血圧症候群の予防には,食塩摂取量として12 g/日以下が勧められる.
14 妊娠高血圧症候群の予防では,高カルシウム食とする.
15 妊娠糖尿病は,妊娠中に初めて発見された糖代謝異常をいう.
16 妊娠糖尿病は,分娩後に正常化して2型糖尿病を発症することがない.
17 妊娠前や妊娠時の肥満は,妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の発症リスクが高い.
18 妊婦の推定エネルギー必要量(参考値)の付加量には,エネルギー蓄積量を加味した.
19 たんぱく質推奨量の付加量は,授乳婦が妊婦(後期)より多い.
20 妊娠後期は妊娠初期より,鉄の需要が増加する.
21 妊婦および授乳婦に対して,カルシウムの付加量は設定されていない.
22 母親の摂取したアルコールは,母乳には移行しない.
23 成人T細胞白血病(ATL)ウイルスは,母乳中に移行する.
24 胎盤由来のエストロゲンは,乳汁分泌に関係しない.
25 吸綴刺激は,オキシトシンやプロラクチンの分泌を低下させる.
26 喫煙やアルコールは,プロラクチン分泌を促進する.
27 オキシトシンは,子宮復古(回復)を促進する.
28 乳糖は成乳(成熟乳)より初乳に多く含まれる.
29 たんぱく質濃度は,初乳より成乳(成熟乳)が低い.
29 たんぱく質濃度は,初乳より成乳(成熟乳)が低い.
30 脂質は,成乳(成熟乳)より初乳に多く含まれる.
31 分泌型IgAおよびラクトフェリンは,初乳より成乳(成熟乳)に多く含まれている.