応用栄養学 第2版[5]

1 身長の1年間あたりの増加量は,年齢に伴い大きくなる.
2 乳歯は,生後3~4カ月頃より生え始める.
3 大泉門は,1歳半前後に閉鎖する.
4 咀嚼機能は,2歳頃までに獲得される.
5 運動機能の発達は,微細運動が粗大運動を先行しない.
6 乳児の体重あたりの体水分量の割合は,成人に比較して少ない.
7 小腸のラクターゼ活性は,離乳食完了後に低下する.
8 日本人の食事摂取基準(2015年版)では,母乳の組成に基づき目安量(AI)を策定した.
9 日本人の食事摂取基準(2015年版)において,たんぱく質目安量の月齢区分は3区分である.
10 日本人の食事摂取基準(2015年版)において,離乳期のたんぱく質は,推定平均必要量ならびに推奨量を策定した.
11 哺乳反射による動きが活発になってきたら,離乳食を開始する.
12 WHO/UNICEF(1989年)では,分娩後30分以降に母乳を与えることを勧めている.
13 母乳が与えられない低出生体重児の場合には,フォローアップミルクを与える.
14 フォローアップミルクは,育児用ミルクの代用品として生後9か月以降に使用できる.
15 離乳の開始は,母乳または育児用ミルク以外の食物を初めて与えた時期をいう.
16 新生児において,母乳栄養児は人工栄養児に比べてビタミンK欠乏に陥りやすい.
17 新生児メレナ(消化管出血)の予防として,ビタミンEを投与する.
18 離乳開始前に果汁を与え,ビタミン不足を補うことが望ましい.
19 母乳または育児用ミルクは,離乳食後に与える.
20 離乳を開始して1カ月を過ぎた頃から,離乳食は1日2回にしていく.
21 鶏卵は,固ゆでした卵白から与える.
22 ハチミツは,乳児ボツリヌス症予防のため,生後6カ月までは使わない.
23 離乳期の手づかみ食べは,不衛生なため勧めない.
24 離乳の完了とは,エネルギーや栄養素の大部分が食物から摂れるようになった状態を指す.
25 フェニルケトン尿症では,分岐アミノ酸を除去したミルクを用いる.