応用栄養学 第2版[7]

1 成人期の身体活動レベルは,個人の活動量によって,レベルⅠ・Ⅱの2段階で設定されている.
2 平成29(2017)年の国民健康・栄養調査では,20代成人の1日の野菜摂取量は,おおよそ350gである.
3 身体活動レベルが高い場合,成人の適正脂肪エネルギー比率は20%~35%が望ましい.
4 更年期以降は,虚血性心疾患発症のリスクは低減する.
5 一般に,成人期以降の基礎代謝量は,加齢とともに減少する.
6 加齢により,インスリン感受性の低下を招く.
7 更年期の女性では,性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン)の分泌量は増加する.
8 更年期の女性では,プロゲステロンの分泌量は,増加する.
9 更年期障害の症状には,体のほてりやしびれ,憂うつなども含まれる.
10 更年期障害のおもな原因には,エストロゲン分泌低下による,新陳代謝の増加があげられる.
11 閉経後,骨吸収は低下する.
12 閉経後,血清LDL‐コレステロール濃度は上昇する.
13 成人期では生活習慣病予防のために,食物繊維の摂取量を15 g/日未満に制限する.
14 40歳代の女性では,おおよそ3人に1人が低体重(やせ)である.
15 40歳代の男性では,おおよそ3人に1人が肥満である.
16 メタボリックシンドロームの診断基準のうち,内臓脂肪蓄積は,男性ウエスト周囲径85 cm・女性90 cm以上である.
17 メタボリックシンドロームでは, 白内障やリウマチなど,加齢に伴う疾患に罹患する危険性を高める.
18 メタボリックシンドロームは,内臓脂肪蓄積に加えて,脂質代謝異常・血圧高値・空腹時高血糖の3項目のうち,2項目以上に該当する者である.
19 日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づいた,成人期における炭水化物エネルギー比率の目標量は50%~65%である.
20 日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づいた,成人期における脂質エネルギー比率の目標量は20%~25%である.
21 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では,食塩相当量の目標量(DG)は10 g/日以下である.
22 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では,たんぱく質の耐容上限量は策定されていない.
23 エネルギー摂取量の過不足の評価は,血清アルブミン値により判断する.
24 成人期の糖尿病は,遺伝的要因が原因であることが多く,治療の要はインスリン投与である.
25 成人期の高血圧は,罹患者のおよそ90%が本態性高血圧である.