臨床栄養学4[4]

1 胃食道逆流症では,食後は,仰臥位でゆっくり安静にする.
2 胃食道逆流症の1つの原因には,下部食道括約筋(LES)の機能低下や一過性のLES弛緩によるものがある.
3 胃食道逆流症の食事療法では,少量・頻回食として,高脂肪食とする.
4 胃・十二指腸潰瘍の食事療法では,エネルギーは35~40kcal/kg/日を目安と
する.
5 タンパク漏出性胃腸症の漏出の原因は,腸リンパ系の異常や毛細血管透過性の
亢進,胃腸管粘膜上皮の異常や潰瘍である.
6 成人患者で,残存小腸が約90cmになった短腸症候群では,腸内容物の通過遅延が起きる.
7 潰瘍性大腸炎の寛解期では,水溶性食物繊維量を減らした低残渣食とする.
8 クローン病の治療では,抗TNF-α抗体製剤が使用される.
9 クローン病の活動期では,成分栄養剤が有効であり,成分栄養剤は経鼻からしか摂取できない.
10 クローン病の活動期から寛解期に移行する場合には,成分栄養剤のスライド方式を用いる.
11 わが国の慢性肝炎の約70%は,B型肝炎ウイルスによるものである.
12 C型慢性肝炎では,鉄制限食とする.
13 急性肝炎の黄疸時には,たんぱく質制限食とする.
14 肝硬変患者では,男性化がみられる.
15 肝硬変患者では,コリンエステラーゼ活性は上昇する.
16 肝硬変患者では,食道静脈瘤が引き起こされる.
17 肝硬変では,フィッシャー比が上昇する.
18 肝不全では,意識障害などの肝性脳症が見られる.
19 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は,肝硬変に移行しない.
20 C型肝炎ウイルスは,原因になる.
21 インスリン抵抗性がみられる.
22 肝臓組織の鉄量は,低下する.
23 急性胆のう炎では,脂質の摂取量を減らす.
24 急性膵炎の急性期は,経口栄養にする.
25 慢性膵炎では,糖尿病を合併する.