臨床栄養学6[6]

1 CKD(慢性腎臓病)の重症度分類には,尿中尿素窒素を用いる.
2 たんぱく質摂取量の推定には,血清総タンパク質値を用いる.
3 食塩摂取量の推定には,血清ナトリウム値を用いる.
4 ビタミンD活性化障害の評価には,血清カリウム値を用いる.
5 代謝アシドーシスの評価には,動脈血重炭酸イオン値を用いる.
6 糖尿病性腎症の第1期(腎症前期)では,リンの摂取量をたんぱく質×15mg/日とする.
7 糖尿病性腎症の第2期(早期腎症)では,エネルギーの摂取量を35kcal/kg標準
体重/日とする.
8 糖尿病性腎症の第3期(顕性腎症)で高カリウム血症があれば,カリウムの摂取量を4.0g/日とする.
9 糖尿病性腎症の第4期(腎不全期)では,たんぱく質の摂取量を0.7g/kg標準体
重/日とする.
10 病期第5期(血液透析)では,水分の摂取量を35ml/kgドライウェイト/日とする.
11 CKD(慢性腎臓尿)のステージ1では,リンの摂取量を制限する.
12 CKD(慢性腎臓尿)ステージ2では,カリウムの摂取量を制限する.
13 CKD(慢性腎臓尿)ステージ3aでは,食塩の摂取量を8g/日とする.
14 CKD(慢性腎臓尿) ステージ4では,たんぱく質の摂取量を0.6~0.8g/kg標準体重/日とする.
15 CKD(慢性腎臓尿)ステージ5では,エネルギーの摂取量を40~45kcal/kg標準
体重/日とする.
16 腹膜透析では,摂取するエネルギー量は透析液から吸収されるエネルギー量を差し引いて求める.
17 腹膜透析では,たんぱく質を0.5g/kg標準体重/日とする.
18 血液透析では,カリウムを制限しない.
19 血液透析では,食塩を0.3g/kgドライウエイト/日とする.
20 血液透析では,リンを1,200mg/日以上とする.