臨床栄養学15[15]

1 ロタウイルス下痢症は乳幼児の急性下痢症の大半を占める.
2 下痢が慢性化すると代謝性アルカローシスのリスクが高まる.
3 新生児‐乳児消化管アレルギーはIgEに依存しない食物アレルギーである.
4 アトピー性皮膚炎の原因はすべて食物である.
5 小児肥満症診断ガイドライン(2017)では,肥満の定義の要件の1つに肥満度+30%以上と定めている.
6 フェニルケトン尿症では血中ロイシン濃度が上昇する.
7 フェニルケトン尿症は常染色体劣性遺伝疾患である.
8 ホモシスチン尿症ではメチオニン摂取を制限する.
9 メープルシロップ尿症ではシスタチオンβ合成酵素が欠損している.
10 ガラクトース血症では乳糖の摂取を増やす.
11 糖原病(Ⅰ型)では,低血糖予防のためにでん粉を適宜補給する.
12 1型糖尿病の80~90%はウイルス感染,あるいは原因不明の機序により膵臓β細胞が破壊されることで発症する.
13 1型糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本である.
14 食事療法で用いるカーボカウント法は,エネルギー量に着目した栄養療法である.
15 ネフローゼ症候群の症状の1つに高アルブミン血症がある.
16 小児期の急性糸球体腎炎は,A群β溶血性連鎖球菌に感染後発症することが多い.
17 ネフローゼ症候群で浮腫が起こることは稀である.
18 妊娠中初めて発見または発症し,糖尿病に至っていない糖代謝異常を糖尿病合併妊娠という.
19 妊娠糖尿病では治療にインスリン注射は使わない.
20 娠高血圧症候群ではおよそ6時間以上の間隔をあけて2回以上,収縮期血圧140㎜Hg以上または拡張期血圧が90㎜Hg以上あるいはその両方の場合に高血圧と判断する.